< 上杉春雄(ピアニスト・医師) Haruo Uesugi 1967年、北海道生まれ。 ピアニストとして、ソロ、協奏曲、室内楽などのステージおよびレクチャーを行い、2013年にデビュー25周年を迎えた。 PTNA G級金賞・グランプリ、マリア・カナルス国際コンクール上位入賞など入賞多数。 1988年東芝EMIよりCDデビュー、サントリーホール、大阪ザ・シンフォニーホールでのリサイタルを皮切りに、これまで札幌コンサートホールKITARA、紀尾井ホール、浜離宮朝日ホール、ハクジュホール、兵庫県立芸術文化センター等、全国各地でのソロリサイタルや、札幌交響楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢、東京フィルハーモニー交響楽団、読売日本交響楽団など共演多数。 ライフワークとするバッハ演奏では、2012年にリリースした「平均律クラヴィーア曲集第1巻」(オクタヴィア)、2018年「ゴールドベルグ変奏曲」(オクタヴィア)が「レコード芸術」誌上で特選盤に選ばれるほか、全国各地でレクチャーを行う。 NHK-FM「名曲リサイタル」、浜離宮ランチタイムコンサート、Hakuju Hall「リクライニング・コンサート」等に出演。また勤務先などでも病院内コンサートを開催、これらの活動はNHK「芸術劇場」、「未来への展望」、読売新聞「顔」欄などで取り上げられている。 執筆、翻訳にも精力的に取り組み、歌唱伴奏を師事した世界的なコレペティトゥアM.カッツ氏の著書「ピアノ共演法」を翻訳(音楽之友社)。また、中丸三千繪、波多野睦美、故G.Sima(元ウィーン国立歌劇場専属歌手)、森麻季らの歌手と共演、器楽奏者では、諏訪内晶子、川本嘉子、藤原真理、A.スコチッチらと共演を重ね、近年は、クロアチアやオーストリアなど海外でのリサイタルも行っている。 2007年より「バッハ連続演奏会シリーズ」として、平均律第1巻、第2巻、ゴールドベルク変奏曲を取り上げてきた。2016年より4コース目としてパルティータの連続演奏会を始める。 北海道大学医学部卒、東京大学大学院医学研究科修了。スウェーデン・ウプサラ大学臨床神経生理部門留学。医学博士、日本内科学会認定医、日本神経学会専門医。